風の島に吹く風は、神聖な場所から流れてくる風でした。
風禊とは
禊とは「神道において水で身を清める儀式」のことを意味します。
神社の境内に手前で手と口を洗うのは、聖域に入る前に穢れを落とすための儀式の一つ。

つまりこの行為も「禊」なんです。
では、「風禊」とはなんでしょう。
それは「風で身を清める、穢れを払う」ことを意味します。
菅島は風の島
菅島は、秋から春にかけて日常的に強い風が吹く土地柄です。
吹く日より、吹かない日のが珍しいくらい強風の中で過ごすのが菅島の日常。
ですから島民の会話は「今日は風吹かないね」となってしまうのも菅島ならではなのですが、島民はこの風を有り難く受け止めています。
なぜなら、菅島の風は伊勢神宮がある西から吹いてくる有り難い風だから。

地図で見直せば、西にあることがよくわかります。

そんなありがたい風に島が覆われるのが菅島なのです。
神宮の前に菅島で風禊
神宮に行くのなら、できるだけ清められた身体で境内に入りたいものです。
神宮に行く前に菅島で「風禊」してみるのは如何ですか?

菅島でウォーキングしながら感じる風は、日頃のストレスを解放させ、あなたの心と体を整えてくれるに違いありません。
おすすめ 風禊コース
風禊するなら、秋~春に起こしください。(夏は風は吹きません)また風禊するなら下記のコースがオススメです。
①菅島港

*待合所においてあるウォーキングマップを確保してください。
②菅島神社

菅島神社で旅の安全を祈り、風禊をスタートさせましょう。
③中村谷から集落山頂

郵便局のある道を真っ直ぐ上り、登り切ったら左に曲がり菅島灯台を目指します。
④菅島灯台

③白髭神社

海女のお祭り「しろんご祭り」が開催される白髭神社で、お祈りしましょう。
④しろんご浜

伊勢神宮からの風が最も強く当たる場所です。しっかり最後の風禊を致しましょう
⑤菅島港

港が見えてきたらゴールはあと少し!
風禊コースは大凡2時間程度で回ることができます。
行き(佐田浜) 帰り(菅島)
- 7:50→→→→→→10:10
- 9:50→→→→→→12:10
- 11:50→→→→→14:00or15:10
- 13:40→→→→→16:05
菅島の船の本数は少ないので、上記の時間の船を利用するのがオススメです。
注意事項
- 神宮の方から流れてくる風は、秋~春で、5月~9月はほとんど風が吹きません。
- 風は自然のものですので、必ずしも風のある日に遭遇できるとは限りませんのでどうか悪しからずご理解ください。
- 風禊コースには、しろんご浜以外にトイレ設備はございません。出かける前に待合所のトイレをご利用頂くのを強くオススメ致します。