海の博物館の企画展「菅島」入り口のポスター

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海の博物館で企画展「菅島~弓祭り・しろんご祭りにつどう島~」が開催されています

最近目にした格言「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」(ドイツの名宰相オットー・ビスマルク)に影響され(もちろんそれだけではありませんが)、鳥羽市浦村町の海の博物館で開かれている企画展「菅島~弓祭り・しろんご祭りにつどう島~」に行ってきました。

私たち菅島の未来を考える会が立ち上がったのは2016年の7月でしたので、まだ4年半の経験だけしかありません。

少しずつ前には進んでいますが、理想にはまだ程遠く、まだまだ失敗も多いような状況です。

それならば、冒頭の格言に倣って、菅島の長い歴史について学びに行こうというわけです。少しでも賢者に近づけるように、です。

特別展示室の会場では主に、漁で使われてきた道具や明治~現在までの写真が展示されており、新旧、大小、様々な漁具も十分見ごたえがあったのですが、私は特に昔の貴重な写真に釘付けになりました。

そこには、貧しくもみんなで力を合わせて生きていこうという人々の覚悟やパワーやひたむきさがひしひしと感じられたからです。

もう一つ、最後に展示されていた「菅島の人口・世帯数の推移」が、今の私たちに強烈にメッセージを発していました。発していたように、少なくとも私は感じました。

菅島の人口は、明治以降昭和40年代のピーク(約1200人)に向かい増加していくわけですが、それまでは今と同じ人口約500人の時代もありましたし、それ以前にはもっと人口の少ない時代もありました。

しかし、そんな時代を経て弓祭りやしろんご祭りは現在に伝わっています。

現在菅島では、人口減少を理由に祭りが無くなったり縮小されたりということがあり、文化をどのように継承していくのかというのが大きな問題になっています。

しかし実は過疎高齢化・人口減少の問題は口実でしかなく、祭りや文化が無くなっていく本当の理由ではないのかもしれません。

「○○という問題があるから〇〇できない」ではなく「〇〇したくないから〇〇という問題を利用している」ということは往々にしてよくあることです。

もちろん当時とは時代も環境も違いますので「昔できたから今もできるはず」とか「最近の若い奴は・・」ということを言いたいわけではありません。

しかし、人口が少ない中でも祭りを続ける方法はきっとあるはずですし、人が少ないからと何もかも諦めるのは早すぎる気がします。

150年後に菅島が残っているのかどうかは分かりませんが、もし残したいのなら、今まさに、150年後に想いが届くぐらいのパワーを私たちが持ち続けなければいけません。

海の博物館の企画展「菅島」菅島漁港風景昭和33年

菅島企画展は2021年3月31日まで海の博物館の特別展示室で開催されていますので、是非、いろいろな方、特に若い方に足を運んでほしいと思います。

少しだけ賢者に近づけるかもしれないので、おすすめです。

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