学校運営協議会視察で訪問した関小学校の校舎

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菅島小学校コミュニティ・スクール代表者が学校運営協議会先進地視察に参加しました

2020年11月27日、鳥羽市教育委員会が企画・実施した学校運営協議会(コミュニティ・スクール)先進地視察研修に、菅島小学校コミュニティ・スクール代表者3名が参加しました。

鳥羽市では、2019年度から菅島小学校でコミュニティ・スクールを導入していますが、令和3年度以降市内の全小学校に順次コミュニティ・スクールを導入する予定です。

そこで今回は、市内小中学校教員や、各地域の代表者(コミュニティ・スクール協議委員となる予定の方々)、鳥羽市教育委員会、そして私たち既にコミュニティ・スクールを導入している菅島小学校の学校運営協議会員が参加しました。

コミュニティ・スクールの詳細については下記のリンクをご覧ください。

菅島の人工島近海でシーカヤックの乗る児童
コミュニティ・スクール

コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を ...

視察先の亀山市では2012年度の亀山市立加太小学校でコミュニティ・スクールが導入されて以降、今では市内14校の内12校(小学校10校、中学校2校)でコミュニティ・スクールを導入しています。

今回はその中でも比較的規模の大きい亀山市立関小学校(全校生徒233人)と、亀山市で初めてコミュニティ・スクールが導入された亀山市立加太小学校(全校生徒30人)を訪問させていただきました。

学校運営協議会視察での加太小学校研修会

視察前日には、三重県内で過去最多の新型コロナ陽性者数が確認されるという状況ではありましたが、私たち視察団を快く受け入れてくださった亀山市教育委員会を始め、関小学校・加太小学校の皆さま、本当にありがとうございました。

コミュニティ・スクールは、学校と保護者と地域の3者をつなげる組織ですが、その形は学校の規模や地域性などにより様々です。

例えば、私たち菅島では元々学校と地域との繋がりは深く、地域全体で学校や子どもたちを支えているという意識がありましたし、それは鳥羽市の他の小学校(特に離島の学校)でも同じです。

視察研修会では「コミュニティ・スクールを作る必要があるのか・・」「今までと何が変わるのか・・」「PTA活動と何が違うのか・・」等の議論がありましたが、その答えを見つけるのは、その地域のコミュニティ・スクールだと思います。

例えば、鳥羽市のように今後人口減少が急速に進む地域では子供の数も保護者の数も減っていき(当然先生の数も減ります)今までのような活動ができなくなるのは目に見えていますので、そこで地域を巻き込んだコミュニティ・スクールは大きな力になるかもしれません。

法律的に学校の運営方針や教職員の任用に対して意見を述べることができる権限を持つということもコミュニティ・スクールの1つの特徴ですが、これにより今までとは異なる学校や教育委員会とのより深い関係が生まれる可能性もあります。

学校運営協議会視察で訪問した加太小学校の校舎

学校(先生)の想い、保護者の想い、地域住民の想い。

往々にして、それぞれの想いは反発しあうものですが、「子どもたち(未来)のために…」という根本の想いは同じであるはずです。

菅島の未来を考える会は活動の柱の一つとして「教育環境の充実」を掲げています。

これからも私たちは菅島小学校コミュニティ・スクールを通じて学校・教育に積極的に参画し、子どもたちの未来、菅島の未来のことを考えていきます。

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