菅島には、しろご祭り、天王祭、弓祭りと3つの大きなお祭りがあります。
その一つである弓祭りが、1月17日、晴天の中行われました。

相変わらず風は強いですが、キリッとした風の中お祭りは行われました。
弓祭りは、弓を射ることで豊饒と大漁、悪霊を払い無病息災や海上安全を祈るお祭りです。

しろんご祭りが女性(海女)がメインのお祭りであるのと対照的に、弓祭りは男性のお祭りと言えるでしょう。
弓祭りでは、弓を射る「弓子」と呼ばれる人、それからその弓子に野次を飛ばす「使い」と呼ばれる人など、様々な役者が着物で登場するのですが、全て男性です。また準備の段階から女人禁制で行われるのが昔からのしきたりでもあります。
ちなみにこちらが今年使い役のお兄さん↓

普段から声が大きいですが、祭りの日はいつも以上に声が大きい(笑)これも使いの役目ですね!
そんな使いのヤジは気にせず、弓子たちは神社で記念撮影。

いづれ弓子になっていくだろう子供たちは、会場で放たれる矢を拾う役(矢取りの子)として登場。(写真中央のこどもたち)
そして、神社から城山に移動すると、大行列で弓入り会場に入ります。


役者が会場入りする際には、保育所の子供たちがお神輿をかついでくれました。
そのお神輿は子供たちが担ぐ前に、神事が行われ、

神聖なお神輿は、神聖な子供たちがよいしょよいしょと運びます。

可愛らしいですね。
そしていよいよ弓入り

選ばれた6人の弓子たちが、神聖な空気のなか矢を放ちます。
弓が的に当たるかどうかで、今年の豊漁を占うとも言われている弓祭りですが……
そこは見事に弓大将が、しっかりと的に当て続けてくれましたので、きっと今年は豊漁でしょう!
しろんご祭りと比べ、あまり知られていない弓祭りですが、観光客の方にもきっと興味を持っていただけるお祭りだと思います。
是非来年の弓祭りは見に来てくださいね♪