菅島では11月になると、小学生高学年が中心になって行われるお祭りがあります。
それが山の神。
山の神の祭事が行われる数日前から、小学生が太鼓をたたき各家を回りお供えを頂戴します。
そして、お供えを頂戴すると、玄関で子供たちが輪になって回りながら「○○さんやい~ふいくいせ~!」と歌のようなおまじないをしてくれます。(写真や動画がなくて申し訳ないですが、子供たちものすごくかわいいです)
ちなみに「○○さんやい~ふいくいせ~!」という言葉は菅島弁。標準語に直すと『○○さんの家、福幾永世(ふくいくとせ)』です。
山の神は、子供たちが各家庭の幸福、そして無病息災を願い各家を回る尊い祭事です。
そして数日かけて行われた各家への訪問の後に、菅島神社で本番を迎えます。
この日は拝殿で子供たちが待機。
参拝者がやってくると、太鼓の音を合図に山の神の歌が唄われます。

山の神が行われた11/7は、この冬一番の寒さで、尚且つ菅島は夕方計画停電があって大変でしたが、子供たちのおかげでほっこりした気持ちで過ごすことができました。
菅島にはこのような古くから繋がる通過儀礼がいろいろとあります。
日本らしい風習の中で生活してみたいと思われる方にはきっと菅島はオススメの島ですよ。