7月6日、菅島の三大祭りの一つである「しろんご祭」が晴天の中、開催されました。
しろんご祭りとは伊勢志摩を代表する海女の祭りで、「しろんごさん」と呼ばれる島の守護神白髭大明神をお祀りし、大漁・豊漁と海上安全を祈願します。近年では新暦7月11日に近い土曜日に開催されています。
この日は朝早くから港に人が集まり、祭りの最終準備が行われます。
今年の関船は海王丸(SEAKING)、その船をバックに今年の奉納海女さんです。

奉納海女は島の娘が担当します。
しろんご祭の名物は、海女たちの競演です。ほら貝の合図で島の海女たちが一斉に磯に潜り、つがい(雌雄一対)の鮑を獲るために競い合います。最初に獲られたつがいの鮑が白髭神社に奉納されます。その奉納を担当するのが奉納海女さんなのです。
港の準備を終え、一斉に「白浜(しろんご浜)」へ
ちなみにこの祭りが行われる「白浜(しろんご浜)」は一年を通じて禁漁区で、この祭りの日のみ漁が許されます。
海女の競演の前には、神事が行われます。

本物の海女さんたちと一緒にちびっこ海女たちもお祓い&祈祷を受けました。
そして海女の競演が始まります。
ちびっこたちは浅瀬でサザエを探します。(本物の海女さんたちは沖で鮑を探しています……写真の奥の方に本物の海女さんたちが写っているのですが分かりますか?)



ちびっこ海女さん、どうやらみんな沢山撮れたようでご満悦。
もちろん、本物の海女さんたちの漁も見事で、今年も立派な鮑が奉納されました。
コロナ禍中は、祭りも制限され賑わいにくかったのですが、明けた今年のしろんご祭はかつてのような賑わいを取り戻すことができました。
ですので今年はしろんご祭に来れなかった皆さんも、是非来年は祭に参加してください。
首を長くしてお待ちしております♪