2020年11月7日、今年度の島っ子ガイドフェスティバルが開催されました。
今年度は新型コロナウィルス感染・拡大防止のため、例年のように島外のお客さまを対象にガイドをするのではなく、島内の地域の方々や保護者の方々をお客さまと見立ててガイドを実施しました。
土曜授業のこの日、1,2限目の授業参観を終えた子どもたちがおなじみのオレンジ色のTシャツを着て出てきました。
今にも雨が降りそうな肌寒い日でしたが、事前の呼びかけの成果もあり、たくさんの地域の方々に来ていただきました。
全員で集合写真を撮ってから、それぞれのコースに分かれて出発しますが、コースは全部で3つあり、全部のコースが見たいですが選べるのは1つだけ・・・さて、どのコースにしようか、迷いますね。
島っ子ガイドコース紹介
桃コース:1年生
小学校→沖ノ島(人工島)→公園→めんぞの浜→中村谷→小学校
約1.5kmのコースです
緑コース:3年生
小学校→(遊歩道)→しろんご浜→(遊歩道)→小学校
約2.0kmのコースです
黄コース:5,6年生
小学校→(遊歩道)→灯台→(中村谷を通って)→小学校
約3.0kmのコースです
さて、参加するコースを選んだところで各チーム、ガイド開始です。
みんな頑張ろう!
菅島小学校島っ子ガイド桃コース
桃コースを案内するのは、今回が島っ子ガイドデビューの1年生3人ですが、どのチームよりも大きな声で自己紹介をすることができました。素晴らしい!
まずは自分たちで作った地図を広げてコース紹介をした後、スタートです。
約1.5kmの距離を歩きながら、それぞれのポイントで元気いっぱいに調べたことを発表することができました。
いつも通る慣れ親しんだ菅島の道ですが、今日は島っ子ガイドとしてたくさんの参加者を先導していかなければなりません。
その背中がいつもより大きく見えるのは気のせいではなく、こうやって子どもたちは成長していくんだと感じました。
無事にガイドを終え、教室に戻ってからは「すがしまとうだいのうた」(※詳しくは後述)等を披露してくれました。
よく頑張りました!
菅島小学校島っ子ガイド緑コース
普段一番声が大きく元気な緑コースの3年生5人ですが、今日は少し緊張した面持ちです。
ガイド・お客さま全員が自己紹介してからスタートしました。
コース上のそれぞれのポイントでそれぞれが調べたことを発表するのですが、先生が手を貸すわけではなく5人がお互いに助け合い・協力しながら一生懸命ガイドをする姿がすごく印象的でした。
下調べもしっかりしてあり、参加した地域の方から「へぇーそうなんやー」という声が聞こえると、5人の顔がなんだか得意げになりました。
また所々で菅島で獲れる魚や海の神様等に関するクイズ(地元民にとっても結構難しい!)などでお客さまを楽しませてくれました。
小学校としろんご浜を往復する少し距離の長いコースでしたが、5人が順番に旗をもってお客さまを誘導してくれました。
よく頑張りました!
菅島小学校島っ子ガイド黄コース
さて最後は、6年生2人と5年生4人が案内する一番距離の長い黄コースです。
5年目、6年目にもなると島っ子ガイドも慣れたもので、まずはマジックショー(大成功!)で参加者の心を「つかみ」、いよいよガイドスタートです。
6人それぞれがスケッチブックをフル活用し、クイズにしたり、写真を上手に並べたり、調べたことを色々と工夫して発表してくれました。児童それぞれの個性が光っていました。
途中で、私たち「菅島の未来を考える会」の活動に関する説明もしてくれました。ありがとう!
またこれは地域の方々を対象にした今回の島っ子ガイド活動のねらいの一つですが、参加していただいた地域の方にも逆に色々な話を教えてもらって、子供たちも興味深く聞いていました。
そして灯台に到着してからは、菅島小学校で代々受け継がれている(!?)「すがしまとうだいのうた」を聞かせてくれました。
すがしまとうだいのうた
2013年、当時の菅島小学校1年生と2年生が担任の森下先生と一緒に作った歌です。
1.
まっしろいれんがのすがしまとうだい
ひゃくよんじゅうねんもむかしから
ずっとずっとたっているよ
2.
まっしろいれんがのすがしまとうだい
りょうしさんにあいされて
ずっとずっとひかっているよ
3.
まっしろいれんがのすがしまとうだい
すいせんのはなにかこまれて
ずっとずっとうれしそう
さて、一番長く、灯台までの往復というアップダウンの激しい道のりでしたので、小学校に戻ってくるのも最後になった黄コースでしたがその道中では地域の参加者と子供たちの間でいろんな話ができました。
6年生は今回が最後の島っ子ガイドとなりました。お疲れさまでした。
5年生は今回の経験を活かして次回、最高学年としての素晴らしいガイドを期待しますね!
よく頑張りました!
まとめ:島っ子ガイドみんなよく頑張りました!
コロナ禍の中、開催自体が危ぶまれていた島っ子ガイドフェスティバルでしたが、先生方や地域の方のご理解ご協力のもと、なんとか開催することができました。
感染症対策として島外への呼びかけを自粛し保護者や地域の方々を対象にガイドをすることになり、いつもとはまた違った緊張感があったと思いますが、「地域の方の声を聞き、菅島の情報収集活動を深める」「島内の地域の方に取り組みを再発信する機会とする」「子どもの実態に応じた内容に見直す機会とする」という前向きなねらいもあり、学校・地域にとってすごく良い活動となったのではないでしょうか。
今年度の活動を踏まえて、来年度はよりパワーアップした島っ子ガイド活動が見られると思います。
また来年会いましょう!
先生方、子どもたち、お疲れさまでした!